
「ニッポンの国宝100 23号」
桜のつぼみがプックリと膨らんできましたね、今年も裏切らずに咲いてくれるようです。
一方、今年こそ治っているはずと信じてしまう花粉症。。
残念なことに今年も治っていませんでした。 さて今回は「来世を思う国宝」を2つ。
仏像の理想「平等院 阿弥陀如来」と戦後最大の発見「高松塚古墳」です。 「平等院 阿弥陀如来」
まるで大きな翼を広げて飛んでいる鳳凰のような形をしている平等院鳳凰堂。 10円玉に描かれていることでも有名なこの平等院鳳凰堂の外観ですが、実は1万円札に描かれている鳳凰もこの平等院の屋根に向かい合わせでのせられている鳳凰像だと知っていましたか? 最高券面額として、品格のある紙幣にふさわしいものとして、めでたいことの起こる前兆とされる鳥=瑞鳥としてこの鳳凰が選ばれたということのようです。
かつてはこの鳳凰像、金色に輝いていたとか! 余談ですが、鳳凰堂内部に入るために毎時20分毎に50名限定と言う「人数制限」があり、当日の先着順で「整理券式の入場券」を境内の中にて購入するというちょっとややこしいシステムがあります。 前回、宇治を訪れた時

「ニッポンの国宝100 22号」
3月です!
今日は春の訪れを感じるようなお天気で元気がでました
梅の花もいい香り。 今回の国宝は、日本最古の十二神将『新薬師寺 十二神将』と
つるっつるのひょうたんで、ぬるぬるしたナマズをつかまえてこの世の真理を悟っちゃおう☆
禅問答を描いた『瓢鮎図』です。
『新薬師寺 十二神将』
十二神将をご存知でしょうか。
新薬師寺の薬師如来を守護する十二体の武神は、「静と動」など2体1組で対となり薬師如来像をぐるりを囲んでいます。 昼夜12時、24時間あらゆる方角を護る十二神将ですが、古今東西この『12』という数字は宇宙を律する聖なる数として、さまざまところに登場します。
1年12ヶ月、1ダース12個というように「12進法」という教え方があり、音楽では1オクターブで「12平均律」、「12星座」、旧約聖書に記述されているイスラエル「12支族」、日本や中国では1日を2時間づつ12に別ける「十二時辰」などなど…
仏教から天体まで「12」という数字のオンパレードなのです。 平安時代以降は、十二神将は十二支と結びつき、頭の上に十二支の動物を