
「ニッポンの国宝100 32号」
国宝100のデザイン会議にて、新幹線無差別殺人に居合わせた編集者に車内殺人のリアルな様子を伺いギャーギャー言っていたのも束の間。
関西の地震で、過去に特集した国宝も被害に!
(それも束の間、W杯も盛り上がって参りました。期間中恒例の寝落ちしたまま夜中TVがついてる現象が…) 待庵:外壁にひび(「楓図・桜図/妙喜庵待庵」17号)
東大寺戒壇堂:多聞天の宝塔が落下(「東大寺」2・20・27号)
西本願寺:土塀の瓦が落下(「西本願寺/鷹見泉石像」47号)
平等院鳳凰:1001体の千手観音立像のうち53体装飾品外れる(「平等院阿弥陀如来/高松塚古墳」23号)
他にもまだまだあるようですがーーー。余震などで被害が拡大しませんように。
前置きがながくなりましたが、32号は聖と俗の国宝対決!
快慶の巨大な阿弥陀如来像「兵庫 浄土寺」と遊里のまったりした名画「彦根屏風」です。
「兵庫 浄土寺」>
兵庫浄土寺をご存知でしょうか、東大寺で有名な重源が分院としてつくった隠れた名国宝。
重源プロデューサーの空間演出、写真で見て

「ニッポンの国宝100 31号」
昨日で43歳になりました。
“万引き家族”を観ていい誕生日になりました。
四十路の心に刺さる深い余韻に浸りつつ…
W杯も始まりましたね〜っ
さて、31号は「仏涅槃図」と「出雲大社」というオモシロどころ! 「仏涅槃図」>
80歳で死を迎えたお釈迦様の入滅の様子を描いた絵画@金剛峰寺です。
死の直前のお釈迦様は「金色の山のように光り輝き、気品があって荘厳」。
周囲には38名の菩薩、弟子、獅子までもが集まっており、枕元には観音・文殊・普賢などの菩薩がずらり、
帝釈天や梵天もいて表情が細かく描かれています。 足元で泣き悶える獅子や金剛力士などもいますが、枕元におられる徳の高い方々はみなさまおだやかな表情で見守っています。
次元を超えた世界から臨終にかけつけた全ての参列者を「解体新書」で紹介!(おもしろい)
「出雲大社」>
31号にしてついに登場!圧倒的な存在、日本が誇る巨大神殿であり数々の神話の大舞台・出雲大社です。 かつて東大寺大仏殿よりも大きかったとされ、15階建てのビルに相当する高層建築だった?!というミステリー

「ニッポンの国宝100 30号」
今朝は、先週末に起きた新幹線での殺傷事件のニュースに釘付けになっていました。
とてもとてもお世話になっている国宝チームの超絶敏腕編集者が、同じ車両に乗り合わせパニック状態の車内から110番通報されたとかで…
TVで電話インタビューで現場の様子をレポートされていたんですが(さすがとてもわかりやすかったです)密室無差別殺人現場の恐ろしさが、、伝わってきました。
あまりにもショッキング。 さてーーーっ「ニッポンの国宝100」30号は、密教の大寺院「醍醐寺」と奇想天外なファンタジー「信貴山縁起絵巻」です。 「醍醐寺」> 密教美術の宝庫であり、醍醐山の山上と山麓に2つの境内を持つ大寺院です。
建築、彫刻、絵画、書など沢山の宝物があり(なんと国宝7件、重要文化財7万点!)圧巻のスケールです。
4つの国宝仏画はどれも崇高で美麗な世界が緻密に描かれています。
「国宝くらべる大図鑑」でどうぞ。 ちなみに「醍醐味」という言葉は、この山で修行していた僧のところに現れた老翁がのみ「醍醐味(最上の味)かな」と褒めたことに由来するそう! 「信貴山縁起絵巻」>