「週刊ニッポンの国宝100」 13号

今週は、仏像界のスーパーモデル・八頭身の「法隆寺 百済観音」 と神が宿る巨大な滝「那智瀧図」 のスリム国宝コンビです。

『法隆寺 百済観音』 国宝中の国宝・百済観音を見たことがありますか?! そのお姿は実寸以上に大きく感じ、

そして驚くばかりに薄いのです。

そう、この国宝は横から見る仏像であり、

正面性を重要視した救世観音像(7号)と同じ

法隆寺にありながら大きく様式が違います。

いつから法隆寺にあるのか、

なぜここにあるのか、

謎につつまれた非常にミステリアスな観音様なのです。

(百済=朝鮮から伝わったとされている)

「国宝 名作ギャラリー」では、

なかなか判別しにくいお顔がよく見える写真や

細く長いその美しい体の線が際立つ横からのアングルも掲載!

「国宝 原寸美術館」では、美しい冠を原寸でご紹介。 2メートルを超す身長に対しての、

頭の小ささを確認することができると思います。

パルメットと呼ばれる唐草模様の原点ともいえる模様。 中心部には、ゆる~い阿弥陀さまの絵も描かれていておもしろい!

「国宝 世界vs日本」 イタリアのブロンズ像「夕日の影」の

スリムさに百済観音もびっくりです。 そしてそして今回の「国宝 解体新書」は、

なんと写真家・土門拳のピンナップ。

私の土門拳の写真集「古寺巡礼」との出会いは

開眼を感じられるような体験でした。

沢山の知識などなくても、

仏像・仏教を感じることができるのだということ。

その視点を与えてくれた土門拳。

これほど影響を受けた写真集は他にありません。 土門拳の日本文化、仏教、仏像に対する

深い造詣がうかがえる随筆もまたすばらしく、

今回もその随筆が写真に添う形で掲載されています。

極東に位置する日本という国の立地条件に着目し、

日本がうけとめ発酵させてきた文化について言及しています。 本当にかっこよすぎるーーーー惚れてます。

『那智瀧図』

ここに描かれているのは瀧ではありません! 那智の瀧は、それ自体が千手観音と考えられこの絵は、

風景画としてではなく礼拝のための絵

“垂迹画(すいじゃくが)”です。

もともと日本にあった自然崇拝と仏教が結びつき、

さらにそこに密教が広まったことにより、

神仏が一体化していきました。

那智瀧図は千手観音が姿を変えた

飛瀧権現(ひろうごんげん)を

描いた貴重な一枚なのです。

「国宝 名作ギャラリー」では、

全図と飛び散るしぶきもご覧いただける細部の写真を。

「国宝 くらべる大図鑑」では、

応挙、蕭白、北斎の描く瀧の名画ベスト4をご紹介。

「国宝をめぐるミステリー」では

当時の上皇たちの熊野詣回数を検証! 後鳥羽上皇はなんと34回!!!!

どうやら熊野詣ではクセになるらしいということ。

私はまだ未体験です。

2018年は、熊野ロストバージンを目指し

熊野の魅力を体感したいなと思いました。

アートディレクション/濱中茂治 デザイン/小宮山大輔 肥田花織 週刊ニッポンの国宝100 公式サイト https://www.shogakukan.co.jp/pr/kokuhou100/

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