「ニッポンの国宝100 18号」


これぞ琳派の極み! 光琳最高傑作『紅白梅図屏風』と驚異のデザイン感覚『舟橋蒔絵硯箱』です。

尾形光琳作『紅白梅図屏風』 40歳を過ぎて本格的に画業をスタートさせたという光琳。 右隻に紅梅、左隻に白梅が描かれ、その間に流れる流水。 梅の形、流れる水の形はグラフィカルに意匠化されその「光琳模様」という形は今も私たちの日常の様々なものに使われていますね! 光琳の実家は呉服屋で着物の図案帳が沢山あったこと、姻戚関係に本阿弥光悦がいて蒔絵などにも親しんだこと、それらをMIXさせて出来上がったのがこの屏風なのです。

よく見ると木の枝の表現がすばらしく、「たらし込み」という滲みの技法で苔を描き、流水の黒い部分は銀箔を硫黄で黒変させているなど、様々な工夫が凝らされています。 「国宝 世界 vs 日本」では、クリムトと名作対決!名勝負 テキスタイル・工芸・装飾模様・ゴールド!どちらもすごい。

「国宝 解体新書」では、光琳の炸裂する才能。 印籠、火入れ、硯箱、手描きの着物などプロダクト、アパレル、なんでもプロデュースできるアーティスト光琳の多彩な作品をご紹介! 画家として大成する前にさまざまなジャンルで養った目と技術、触れた芸術が彼に及ぼした影響が感じられます。

本阿弥光悦作『舟橋蒔絵硯箱』 さて、さきほどの尾形光琳と姻戚関係にあったという本阿弥光悦。

光琳も影響を受けたという光悦の蒔絵ですが、この小山のようにもりあがった硯箱。 蓋に舟を金の蒔絵で描き、鉛の板を端に見立てて側面までぐるりと渡したデザイン! その鉛板の上には、和歌(後撰和歌集)の文字が銀色にはめこまれなんとも斬新〜☆ 書家としても名高い光悦。切れ味鋭い文字にうっとりです。 その斬新な外側に比べ、箱の内部は実用本位のシンプルさ。

「東路の 佐野の 船橋かけてのみ 思ひわたるを 知る人ぞなき」 ※佐野の舟橋のようにずっとあなたに想いをかけているのに、それを知る人は誰もいない の和歌が散らし書きされています。 多彩な才能、ダヴィンチにも喩えられた光悦。 元祖アートディレクターと賞賛される多芸の人であり、書、出版、漆芸、陶芸、茶の湯などさまざまなジャンルで専門家と協働し沢山の名作を作り上げるコラボの天才であったようです。 すごいわあ〜・・・、光悦のこともっと深く知りたくなりました。 「国宝 くらべる大図鑑」では琳派・光琳&光悦の硯箱をくらべます。 ・鉛板を大胆に仕様・蓋が甲高・古典文学を題材にする これが光悦硯箱の伝家の宝刀だったようですが、光琳もその手法に共感したようです。 「国宝 解体新書」では、光悦作の名作茶碗を4つご紹介。すごくイイ !  ̄∇ ̄ ========================= アートディレクション/濱中茂治 デザイン/出羽伸・持井萌 =========================  週刊ニッポンの国宝100 公式サイト https://www.shogakukan.co.jp/pr/kokuhou100/

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